台風

台風

西洋占星術では、春分図、水星図、月の位相図などのホロスコープを用いて台風を予測します。
以下では気象占星学で有名な占星術師ベンジャミンが唱えた手法を紹介します。

 

 

風力には水星が関連していると考えられています。
水星図とは、水星が次の星座に入る瞬間のチャートのことを指します。
その際の水星の逆行・順行は問いません。

 

春分図→水星図→月の位相図の順で見ていきます。
春分図で強風の気配がないかチェックし、ある場合は水星図で風力の度合いを予測し、大型の台風が考えられる場合は月の位相図によってその時期を予測します。

 

台風を予測するにあたって重要な要素は下記の通りです。

 

強風を示す星座

双子座、天秤座、水瓶座、乙女座

激しさを示す星座

牡羊座、蠍座、山羊座

 

風力を示す天体

水星

激しさを示す天体

冥王星

 

第4ハウスマターを示す星座

蟹座

第4ハウスマターを示す天体

 

 

四季図、水星図、月の位相図における予測材料の優先順位は下記の通りです。

1.ICの星座、もしくは第4ハウスにある天体
2.ASCの星座、もしくは第1ハウスにある天体
3.回帰天体に対するオーブ5度以内のアスペクト(ソフト、ハードは問わない)
4.アンギュラーハウスにある天体(優先順位は4ハウス、1ハウス、10ハウス、7ハウスの順)

※回帰天体は、四季図では太陽、水星図では水星、月の位相図では月になります。

 

月の位相図において、月とマレフィック(火星、土星、天王星、海王星、冥王星)がコンジャンクションとなる時に台風が上陸することがあります。

 

大型の台風は経済的損失や人的被害を招きますから、2室、8室、金星がマレフィックによって傷つけられていないか、怪我や事故死を示す火星の位置などにも着目しましょう。

 

木星がマレフィックとアスペクトを形成する場合は、たとえソフトであってもマレフィックの力を助長させることがあります。

 

緯度・経度によってASC、IC、ハウスは変わります。
このことから、日本国内で最も被害が大きい地域を予測することができます。