ベスタと星座

ベスタと星座

四大小惑星の一つであるベスタは禁欲などを意味しています。
西洋占星術のホロスコープの中では、仕事、献身、犠牲、人間関係などにもとづいた男女関係のコンプレックスとの向き合い方を教えてくれます。

 

各星座でのベスタは、12種類の集中と傾倒の形を示しています。
目的を成し遂げるためには何を犠牲にすればよいか、男女関係のエネルギーの扱い方などを教えてくれます。

 

 

牡羊座のベスタ

仕事にかなり傾倒する傾向があります。
自らのアイデアを生かして最高の仕事をすることができます。

 

強い自立の欲求があり、誰かに雇用されたりすることを嫌います。
自分自身であること、アイデンティティを保つことが、自身の男女関係の欲求につながります。

 

必要以上に自分の活動が中心となると、他人が入り込めなくなり疎外感が生じてしまいます。
過度の個人主義には気をつける必要があるでしょう。

 

 

牡牛座のベスタ

安定した場所にしっかり根をはり仕事に集中します。
仕事に対する姿勢は堅実で頑固なものでしょう。
時に融通がきかなくなると、疎外感が生じるので気をつけましょう。

 

自然で本能的な開放が男女関係につながっていると言えます。
男女関係における満足が得られないと、肉体的なストレスを引き起こし、パートナーとの関係がぎくしゃくしてしまいます。
一人で欲求を解消することも有効な一つの手段です。

 

 

双子座のベスタ

言葉などの情報伝達能力を発揮して集中します。
特に、情報網を使ったり共同作業をする時には最高の仕事をします。
しかし、伝達内容が失われた言葉に囚われたり、過度に知識崇拝をしていると疎外感を生じてしまいます。

 

男女関係に満足するためには、コミュニケーションや精神のつながりが重要になります。
しかし、言葉や合理化に敏感であるため、他人と精神的な距離ができてしまうことがあります。

 

精神面は仕事においては長所になることがありますが、プライベートの体験においては必ずしもそうとは言えません。

 

 

蟹座のベスタ

必要とされているという意識が集中を後押しします。
家族などの身近な人に対して共感を広げていくと、仕事に十分なエネルギーを注げるようになります。

 

繊細な精神を持っているので、他人から嫌なことをされるかもしれないという想像だけで自衛のために引きこもり、外界と距離ができることがあります。

 

人から愛されている、大切にされていると感じることで男女関係の満足を得ます。
しかし、相手に求め過ぎると人間関係が不安定になりかねないので注意しましょう。
共感に対してアプローチを実践することで、精神を安定させることができます。

 

 

獅子座のベスタ

自分の裁量で自由に動けるときに、最もよく集中することができます。
自らの仕事に対してプライドを持ち、周囲の人を惹きつける傾向があります。
しかし、過度の自尊心を持ったり尊大すぎると、人は寄ってこないでしょう。

 

敬愛やロマン主義が男女関係のエネルギーの源となります。
しかし、エネルギーが個人の想像に昇華されたりすると、抑圧されてしまいます。

 

 

乙女座のベスタ

仕事を重要視し、しっかりと取り組みます。
完璧主義的な欲求により、集中し完成させることにエネルギーを注ぎます。
しかし、仕事中毒になったり、過剰に批判的な態度をとると、周囲の人が遠ざかってしまうので気をつけましょう。

 

男女関係に関しては、パートナーを満足させることを重視する傾向があります。
差別に対する意識を持っていることがあるため、他人の不完全さが気になり抑圧してしまうことがあります。

 

 

天秤座のベスタ

一人で取り組むより誰かと共同で作業をすることを好みます。
他人を仲間に引き込んで、能力を引き出すことが得意です。
しかし、自分と他人を比較したがる傾向があるため、激しい競争を招くこともあります。

 

対等であること、ギブアンドテイクが成り立つことは男女関係において重要です。
相手に受け入れられたいという欲求のため、他の欲求を諦めることもしばしばあります。
この場合はバランスが大切になります。

 

 

蠍座のベスタ

強烈な方法で自分を表現する傾向があります。
集中力は素晴らしいものになります。
また、自分が取り組むこと全てに完璧さを求めます。

 

男女関係においては、社会的にタブー視されていることに大いに興味を示します。
その一方で、罪悪感や恥などを感じ、抑圧をもたらします。

 

 

射手座のベスタ

自らが信じるもののために働く時に最も能力を発揮することができます。
理想や信念がエネルギーを生み出します。

 

しかし、他人の信念などを無視して、自分の考えばかりを押し付けていると、周囲から敬遠されるので気をつけましょう。
意識の高い探究心や冒険心は感受性を刺激しますが、誠実さが欠けていると人間関係における信頼の基盤を失ってしまいます。

 

男女関係の衝動を大義として昇華することもできます。
内面がコントロールされていると、物質世界に影響を与える実践的な理想主義者になることもあります。

 

 

山羊座のベスタ

仕組みや構造が整備されている様式の中で働く時に、最もよく能力を発揮します。
成功への衝動や野心が動機となって努力に励みます。
大きな成功を修めることができるでしょう。

 

計画を練り遂行する能力に優れているので、マネジメント業務に適性があるでしょう。
しかし、支配や規制にひどく執着するとそれは頑固さとなって現れます。

 

人間関係においての責任や体面が男女関係の満足をもたらすことがあります。
判断や批判のコントロールが失われている中で、男女関係や精神的な依存が存在すると、恐怖を感じるようになることがあります。

 

 

水瓶座のベスタ

人道的、社会的、政治的な動機があると最高に良く働くことができます。
意識が個人のレベルから離れている傾向があるため、愛している人の欲求に十分に応えられないでいると去られてしまいます。
また、権威に対して、批判的、反抗的な態度をとることがあります。

 

男女関係においては、いつもと違うことをして盛り上がる傾向があります。
感情の傾きや所有欲がないまま、友人と男女関係になることがあります。

 

 

魚座のベスタ

人に仕えること、奉仕することに対してエネルギーを注ぎます。
殉教者としての役割を果たすこともあります。
しかし、焦点を見つけたり、傾倒を維持することは苦手です。

 

男女関係によって、人を癒したり精神を昇華したりすることができます。
自分は必要としている全ての人ものであり、一人のものではないと考えることがあります。

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