ASC(アセンダント)と星座

ASC(アセンダント)と星座

ASC(アセンダント、上昇点)とは、西洋占星術のホロスコープにおいて、その人が誕生した瞬間に東の地平線と黄道が交わる点のことを指します。
アセンダントがある星座を上昇宮とも呼びます。
地球から見ると天は24時間を周期として日周運動をしているため、アセンダントは約2時間ごとに星座を移っていきます。
アセンダントはその人の行動パターン、外見的なイメージや、肉体的特徴などを表しています。
誕生日が同じでも生まれ時間が違えばアセンダントが異なるため、受ける印象が異なってきます。
各星座でのアセンダントの示す意味は次の通りです。

 

 

 

牡羊座のASC(アセンダント)

エネルギッシュで新たなものに果敢に挑戦するでしょう。
次々と斬新なアイデアが思いつき、それを実行する行動力にも恵まれています。
自己主張が強く、リーダーシップにも溢れています。
爽やかでいて押しが強いため、多くの人々が惹かれるでしょう。
ライバルがいると闘争心が刺激されより高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
競争がない世界にいると活気を失ってしまう傾向があります。
外見的には、男性的な力強いメリハリのある顔をしていることが多いでしょう。
筋肉質で血気に溢れ頭の回転も速いでしょう。
頭部や筋肉、血管、熱病、火傷などの病気に気を付けましょう。
ストレスを避け体を休めることが大切です。

牡牛座のASC(アセンダント)

慎重派で物事にとりかかるのに時間がかかることが多いですが、一旦始めたことは最後までしっかりやり遂げるでしょう。
穏健派で実践的な手段に長けているため、周囲から多くの信頼を得ることができるでしょう。
将来の安定した生活につながるかどうかが判断の基準となります。
若い頃はとっつきにくい印象がありますが、年を重ねると温厚な印象になるでしょう。
外見的には、丸みのあるかわいらしい顔をしていることが多いでしょう。
体幹はがっしりしており、全体的に落ち着いている印象があります。
肩やのどが弱いため、肩こりや風邪、のどの病気などには注意しましょう。
また美食家であることが多いので、肥満や生活習慣病にも気を付けましょう。
甲状腺の病気にも注意です。

 

双子座のASC(アセンダント)

情報収集能力に長けていますが、流行に乗せられやすく、熱しやすく冷めやすい一面もあります。
恋愛関係においても気はうつりがちな方でしょう。
落ち着きはあまりなく、会話をしながら体を動かす傾向があります。
真剣な場面でも大げさなことがあり、伝わりにくいこともあります。
動作は軽快で、閑暇より多忙を好むでしょう。
機知に富んだ言葉や表現が魅力的で人々を惹きつけるでしょう。
外見的には、細面で若々しい顔をしていることが多いでしょう。
肩幅は広く、手足は長くて活動的で軽快な印象があります。
神経が弱いため、不眠症やストレス性の疾患に気を付けましょう。
ストレスをため込まずこまめに解消することが大切です。
また、気管支炎や結核などにも注意が必要です。

蟹座のASC(アセンダント)

感情豊かで人懐っこい性質があります。
身内や仲間は大切にしますが、そうでない人に対しては排他的な姿勢を取る傾向があります。
若い頃は人見知りな傾向がありますが、年を重ねると落ち着きが出るでしょう。
女性は家庭的で家事が得意な人が多いでしょう。
動きは俊敏ではありませんが、粘り強さを兼ね備えています。
面倒見が良いので身近な人には慕われるでしょう。
外見的には、白く丸みのある顔で愛嬌があるでしょう。
体は肉付きがよく、腰が広くて安定感があるでしょう。
消化器や乳腺の病気に気を付けましょう。
胃潰瘍や乳腺炎には特に注意です。
ストレスで悪化しやすいのでストレスを溜めないようにしましょう。

 

獅子座のASC(アセンダント)

目立つことが好きでリーダシップにも恵まれています。
王道のやり方を好み、不正や小手先のやり方は好みません。
裏表がなくオープンな性格をしているので、人間関係では自然と中心になっているでしょう。
オーバーリアクションなところがありますが、そこもキャラクターとして愛されるでしょう。
自信に溢れているため、時には過信から失敗することもありますが、周囲から助けてもらえる人でもあります。
外見は、目・鼻・口などのパーツがはっきりしており、派手で明るい印象の顔をしているでしょう。
頭は大きめで、筋肉のついたたくましい体をしているでしょう。
基本的には体は強い方ですが、しいていうならば心臓や脊椎に注意しましょう。
体を過信すると酷使しすぎて、熱中症や関節炎になりかねません。

乙女座のASC(アセンダント)

冷静で客観的な視点を持ち、与えられた使命を律儀にこなそうとします。
感情を表に出さないがゆえに、暗いという印象を与えることもあります。
基本的には自分にも他人にも厳しい姿勢をとります。
批判が強くなったり、嫉妬に苦しんだりすることもあります。
勤勉で完璧主義な傾向があります。
仕事をきっちりこなすため、周囲からの信頼は厚いでしょう。
外見的には、細面ですっきりとした知性の感じる顔をしているでしょう。
体も細めで、爽やかで清潔な印象があるでしょう。
胃腸や神経系の病気に気を付けましょう。
食事に気を付け、ストレスを溜めないようにするとよいでしょう。

 

天秤座のASC(アセンダント)

人の視線を意識して、洗練された行動を取るよう心掛けるでしょう。
社交的で賑やかな場所が好きなので、交友関係は広いでしょう。
コミュニケーション能力が高く、人々の調和を気にかける余裕もあります。
上品な紳士淑女で、争いを好まない平和主義者でもあります。
穏やかなアプローチで物事を進めるでしょう。
外見的には卵型の魅力的な顔立ちの人が多いでしょう。
体は均整がとれた美しいスタイルをしているでしょう。
基本的には体は強いですが、細菌などの感染病には弱いでしょう。
また、腎臓病や腰痛などにも注意が必要です。
加齢によって肥満になりやすいので食生活に気を付けましょう。

蠍座のASC(アセンダント)

一度始めたことには驚異の集中力を持って取り組むでしょう。
一方で、限界を感じた時には思い切った決断ができる人でもあります。
滅多なことでは本心を明かしません。
人懐こい一面もありますが、周囲には掴みどころのない不思議な印象を与えるでしょう。
プライドが高く、一見穏やかに見えますが、裏では主導権を握ろうとするでしょう。
集中力が高い反面、加減を考えずにやりすぎることもしばしばあります。
外見的には、陰影がある彫りの深い顔で、瞳や顎に力強さがあるでしょう。
肉付きのよい魅力にあふれた体をしているでしょう。
体力には恵まれていますが、生殖器や膀胱などが弱いでしょう。
女性の場合は、婦人科系の疾患にも注意が必要です。
過労が病気を悪化させるので、のめりこみすぎには注意しましょう。

 

射手座のASC(アセンダント)

探求心に溢れ、未知なことに大きな関心を持つでしょう。
宗教や哲学などにも興味があるでしょう。
現状に満足せず、向上心に溢れています。
どことなく遠くの世界を見据えているところがあります。
動作は無造作なところがありますが、行動力には優れておりフットワークが軽いです。
裏表がなく明るい性格なため、多くの人から好かれるでしょう。
外見的には、面長で丸みがあり、表情豊かな顔をしていることが多いでしょう。
また、手足が長く体幹はがっしりしているでしょう。
臀部や大腿部が弱いため坐骨神経痛や、また通風などに注意しましょう。
幼少期には股関節脱臼になりやすい傾向もあります。
食生活の乱れによる肝臓病にも気を付けましょう。

山羊座のASC(アセンダント)

責任感が非常に強く、それが行動基準となるでしょう。
家庭生活よりも社会的な生活を優先する傾向があります。
対人関係では基本的には誠実で丁寧な対応をするでしょう。
目立つことは好まず、本音も滅多なことでは明かしません。
一見控えめではありますが、心の奥には大きな野心を秘めています。
真面目で根性があるため、目上の人から引き立てられるでしょう。
外見的には、ほっそりとした顔立ちで、顎がシャープで瞳が印象的でしょう。
細めの体型で骨格や関節がやや目立つでしょう。
骨や皮膚が弱いため、発育不良や皮膚病に注意しましょう。
歯も強い方ではなく、消化器も全体的に弱いでしょう。

 

水瓶座のASC(アセンダント)

皆と同じであることを好まず、オリジナリティを大切にします。
人当たりは良いですが、特定の人と親密になることはあまりないでしょう。
また身内に対してべったりすることもあまりありません。
自分でメンタルをコントロールすることに長け、知的な会話を繰り広げることができるでしょう。
人に対しては親身なアドバイスをすることが多いです。
独立志向は強いですが、人間らしい一面もあり、バランスの良いタイプです。
外見的には、額が広く顎ががっしりしており、知性と力強さを感じさせる顔でしょう。
体は背筋が伸びスタイルが良く、肌がきれいでしょう。
下脚部が弱いため、血圧の異常、特に低血圧になりやすい傾向があります。
循環器疾患や冷え性などに気を付けましょう。
全体的に体は丈夫な方ではありません。

魚座のASC(アセンダント)

身近な人の意見に左右されやすいです。
他者に共感しやすく、自己犠牲の精神を発揮することもしばしばあります。
何か一つのことに夢中になって他のことが目に入らない傾向があります。
スピリチュアルや宗教に傾倒することもあります。
繊細であまりメンタルは強い方ではないでしょう。
静かな環境で一人でいると心が落ち着くでしょう。
外見的には、平面的な丸顔で、肌が白く憂いのある瞳をしているでしょう。
体は小柄で胴体が大きく、手足もそれほど長くないでしょう。
細菌などの感染病に弱い傾向があります。
またリンパ腺も敏感な方です。
薬の飲みすぎに注意し、薬の副作用にも気を付けましょう。