リターン図

リターン図

リターン図とは、西洋占星術において、あるトランジットの惑星がネイタルチャートでのその惑星の位置に戻ってくる正確な時刻を用いて作成されるホロスコープのことです。
このトランジットとネイタルの惑星が重なる瞬間に、運や体質の変わり目のような大きな変化があると言われています。

 

本サイトではこちらのページでリターン図を作成することができます。
リターン図の有効期限は、次にまたトランジットの惑星が巡ってリターン図が作成されるまでとなります。

 

通常リターン図では、出生地ではなく現在地を用いて作成します。
現在地を変えることでリターン図のアセンダントやMC、ハウスカプスは動きますので、開運のために現在地を変更する人もいます。
各惑星に関するリターン図を以下で解説します。

 

 

 

ソーラーリターン図(太陽回帰図)

トランジットの太陽がネイタルの太陽と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの太陽が重なるまでの1年間の運気を表しています。
誕生日付近でソーラーリターン図は切り替わります。

 

ルナリターン図(月回帰図)

トランジットの月がネイタルの月と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの月が重なるまでの約28日間の感情や日々の出来事などを表しています。

 

マーキュリーリターン図(水星回帰図)

トランジットの水星がネイタルの水星と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの水星が重なるまでの約1年間の知的活動や旅行運など表しています。
水星の公転周期は約88日ですが、ホロスコープ上でリターンする周期は約1年となります。

 

ヴィーナスリターン図(金星回帰図)

トランジットの金星がネイタルの金星と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの金星が重なるまでの約1年間の恋愛運、愛情運を表しています。
金星の公転周期は約225日ですが、ホロスコープ上でリターンする周期は約1年となります。

 

マーズリターン図(火星回帰図)

トランジットの火星がネイタルの火星と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの火星が重なるまでの約2年間の勝負運や、女性にとっての男性運を表しています。

 

ジュピターリターン図(木星回帰図)

トランジットの木星がネイタルの木星と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの木星が重なるまでの約12年間の大運を表しています。

 

サターンリターン図(土星回帰図)

トランジットの土星がネイタルの土星と重なる瞬間のホロスコープです。
次にトランジットの土星が重なるまでの約30年間の大運を表しています。

 

土星以降の外惑星は公転周期が長過ぎて(天王星が約84年、海王星が約165年、冥王星が約249年)、リターン図の作成には向いていません。
通常はリターン図は土星までに着目します。