ルナリターン

ルナリターン

ルナリターンとは、西洋占星術において、トランジットの月がネイタルの月の位置に回帰することを言います。
次に月が回帰するまでの約28日間の感情面の起伏や日々の出来事などを表しており、ルナリターンは1年間に13回起こります。

 

 

ルナリターンは、約28日間のエネルギーの注ぎ方を示しています。
感情レベルにおける日々の出来事や、健康状態などを読み取ることができます。
ルナリターンは人生における重大なイベントを示すものではありません。

 

ルナリターンチャートが示す期間では、ネイタルチャートの月の星座が示す本来の性格・気質に、ルナリターンチャートの月の星座が示す性格・気質が加わります。
同様に、ネイタルチャートのアセンダントの星座が示す本来の行動パターン・身体的特徴に、ルナリターンチャートのアセンダントの星座が示す行動パターン・身体的特徴が加わります。

 

ルナリターンチャートでは、月が入室しているハウスが示す事象に情熱やエネルギーを注ぐでしょう。
月がルーラーとなるハウス(蟹座のハウス)が示す事象を通して情熱やエネルギーが発揮されるでしょう。

 

もし、月が入室しているハウスのハウスカスプの星座と月の星座が異なる場合は、ハウスカスプの星座が示す事柄の範囲で目的は達成できるでしょう。

 

ハウスカスプのルーラー(支配星)と月が作るアスペクトは非常に重要となります。
ソフトアスペクトであれば喜びが期待でき、ハードアスペクトあれば落胆が暗示されます。
コンジャンクションであれば、大きな感情の変化を伴うでしょう。

 

ルナリターンチャートの解釈では、ハウス軸の概念も重要です。
あるハウスに焦点が当たれば、その反対側にあるハウスにも間接的に焦点が当たります。
その2つのハウスに関する出来事が起こるでしょう。