17世紀の天才的な西洋占星術師ウィリアム・リリーは、惑星の強弱を判断する点数制を導入しました。
ホロスコープのリーディングの精度を飛躍的に向上させたと言われています。
各惑星に関して下記の項目を判断していきます。
エッセンシャル・ディグニティ
- +5点 ルーラーシップ、またはルーラーシップ同士のミューチュアル・レセプション(MR)である
- +4点 エグザルテーション、またはエグザルテーション同士のミューチュアル・レセプション(MR)である
- +3点 トリプリシティである
- +2点 タームである
- +1点 フェイスである
エッセンシャル・ディビリティ
- -4点 フォールである
- -5点 デトリメントである
- -5点 ペレグリーンである
アクシデンタル・ディグニティ
- +5点 10ハウスまたは1ハウスにある
- +4点 7ハウスまたは4ハウスまたは11ハウスにある
- +3点 2ハウスまたは5ハウスにある
- +2点 9ハウスにある
- +1点 3ハウスにある
- +4点 順行中である(太陽と月は常に順行であるため除外)
- +2点 平均速度より速い
- +2点 火星、木星、土星が太陽に対してオリエンタルである
- +2点 水星、金星が太陽に対してオクシデンタルである
- +2点 月がワクシングである
- +5点 カジミ、コンバスト、アンダーザサンビームのいずれにも該当しない
- +5点 カジミ(太陽から0度17分まで)である
- +4点 ドラゴンヘッドにパータイルなコンジャンクションとなる
- +5点 木星または金星にパータイルなコンジャンクションとなる
- +4点 木星または金星にパータイルなトラインとなる
- +3点 木星または金星にパータイルなセクスタイルとなる
- +6点 レグルス(獅子座29度付近の吉恒星)にコンジャンクションとなる
- +5点 スピカ(天秤座23度付近の吉恒星)にコンジャンクションとなる
アクシデンタル・ディビリティ
- -5点 12ハウスにある
- -2点 8ハウスまたは6ハウスにある
- -5点 逆行中である
- -2点 平均速度より速い
- -2点 火星、木星、土星が太陽に対してオクシデンタルである
- -2点 水星、金星が太陽に対してオリエンタルである
- -2点 月がウェイニングである
- -5点 コンバスト(太陽から0度17分〜8度30分)である
- -4点 アンダーザサンビーム(太陽から8度30分〜17度)である
- -4点 ドラゴンテイルにパータイルなコンジャンクションとなる
- -5点 土星または火星にパータイルなコンジャンクションとなる
- -4点 土星または火星にパータイルなオポジションとなる
- -3点 土星または火星にパータイルなスクエアとなる
- -5点 土星と火星に挟まれている
- -5点 アルゴル(牡牛座26度付近の凶恒星)に5度以内のコンジャンクションとなる
太陽をホロスコープの真下に置いて、その左側(東方)に惑星があることをオリエンタル、右側(西方)に惑星があることをオクシデンタルと言います。
月がオクシデンタルであることをワクシング(新月から満月に向かう)、オリエンタルであることをウェイニング(満月から新月に向かう)と言います。
パータイルとは小数点以下を考慮せず整数が同じ度数になることを言います。