西洋占星術では、四季図などのホロスコープを用いて天候や気温を予測します。
気象占星学で有名な占星術師ベンジャミンは、気温は四季図(春分図など)、降雨は位相図(新月図など)、風力は水星のサインイングレスに関連があると唱えました。
以下ではベンジャミン法に基づいた気温の予測法を解説します。
予測材料の優先順位は下記の通りです。
1.ICの星座、もしくは第4ハウスにある天体
2.ASCの星座、もしくは第1ハウスにある天体
3.太陽に対するオーブ5度以内のアスペクト(ソフト、ハードは問わない)
4.アンギュラーハウスにある天体(優先順位は4ハウス、1ハウス、10ハウス、7ハウスの順)
各星座、各天体の四季図における基本性質は次の通りです。
牡羊座 |
猛暑または極寒 |
---|---|
牡牛座 |
適温、やや高温 |
双子座 |
低温、強風 |
蟹座 |
多湿 |
獅子座 |
高温 |
乙女座 |
低温、強風 |
天秤座 |
適温、強風 |
蠍座 |
猛暑または極寒 |
射手座 |
高温 |
山羊座 |
猛暑または極寒 |
水瓶座 |
適温、強風 |
魚座 |
多湿 |
マレフィック天体(火星、土星、天王星、海王星、冥王星) |
激しい、猛暑、極寒 |
---|---|
ベネフィック天体(太陽、月、水星、金星、木星) |
穏やか、平年並み |
気温の判定は基本的に春分図をベースにして夏至図や冬至図を見て判断します。
春分図と夏至図が高温を示せばその年の夏は暑く、春分図と冬至図が低温を示せばその年の冬は寒いと解釈します。