西洋占星術が示す健康、病気

西洋占星術が示す健康、病気

西洋占星術のホロスコープにおいて、健康や病気は第6ハウスが取り扱う事柄になります。
また、ASCはその人の生まれた瞬間の東の水平線を表しますので、その人の生まれつきの健康状態を表しています。

 

 

ASCとトランジットのマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)がハードアスペクトを形成すると健康状態が悪化します。
ですので、このような時期はあらかじめ注意しておきましょう。

 

出生図(ネイタルチャート)で、第6ハウスに入居している天体、または第6ハウスのカスプのサインの支配星をその人の病気を表示する天体と考えます。
次の通りです。

 

天体

支配星座

身体対応

病気の種類

太陽

獅子座

心臓

心臓・脳・目など人間の基本的な機能の病気、健康全般や活力

蟹座

消化器の病気、精神的なプレッシャーによる病気、幼少期の健康状態

水星

双子座

神経障害、肺機能障害、呼吸困難

乙女座

腸の病気、冷え性、消化不良、巨食症

金星

牡牛座

高血圧、便秘、栄養障害、声帯異常

天秤座

腰痛、腎臓障害、泌尿器障害

火星

牡羊座

目・頭部など体の前面から見える部分、筋肉などの運動器官

木星

射手座

肝臓

肝機能障害、コレステロール異常、下肢または腰の血行不良

土星

山羊座

骨格異常、脊髄障害、皮膚・歯の異常

天王星

水瓶座

脚部

自律神経失調症、喘息、リューマチ、アキレス腱障害

海王星

魚座

リンパ、足

アルコールや薬物などの中毒症状、原因不明の病気

冥王星

蠍座

性器

生殖器の病気、放射線障害

 

 

出生図の太陽と火星が形成するアスペクトは、その人の持つエネルギーを表します。
トラインを形成していれば、エネルギッシュで多少の無理をしても平気、若い時から病気知らずですが、いったん病気になると再起不能になる恐れがあるので注意しましょう。
スクエアを形成している場合は、健康上の気になる点が多く、不要な診療や投薬を求めがちになります。

 

出生図で、月とマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)がハードアスペクトを形成している人は長く患うリスクがあります。
特に月と火星のアスペクトがある人は怪我には注意しましょう。

 

出生図のハーフサムの治療軸(火星/天王星)にトランジットの木星が接触する時は、検査、手術など治療を開始するのに有利な時期です。
現状何の異常も自覚していなくても、この時期に検査を受けることで早期の治療につながることがあります。
発病した時期に治療軸(火星/天王星)にトランジットの冥王星が接触していると、治療が手遅れになる恐れがあります。

 

出生図の病気軸(太陽/海王星、土星/海王星)、死病軸(火星/海王星)、誤診軸(木星/海王星)、執着軸(土星/冥王星)、宿命軸(海王星/冥王星)、業病軸(海王星/ドラゴンヘッド)に木星以外のどの天体が接触しても、その時期に発病すると面倒なことになる恐れがあります。
特にマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)が接触した時に加療すると悪い結果を招く可能性があります。