西洋占星術では、地震は地の星座(牡牛座、乙女座、山羊座)、変化を表す天王星、第4ハウス(IC)、第4ハウスのナチュラルルーラーである月と関連があると言われています。
またジュノーも凶星として働くと考えられ、ドラゴンヘッドやドラゴンテイルの位置にも注目するとよいでしょう。
地震占星学で有名な占星術師トーマスチェックは下記の法則を唱えました。
地震が発生した瞬間のホロスコープ(地震図)において
・MC-IC軸と天王星がコンジャンクションを形成する
・MC-IC軸と月、木星、火星、天王星、冥王星のいずれかの天体がコンジャンクションまたはトラインを形成する
※いずれもオーブは15度
しかしながら、地震図はイベント図であるため、事前に地震を予測することには適していません。
地震予知には、春分図や新月図などのマンデン図を用いることが一般的です。
通常、マンデン図ではその国の首都の緯度・経度で作成しますが、地震予知の際は特定の地域の緯度・経度でも作成して、地震の発生場所の予測にも用いることができます。
大震災がある年の春分図には、天災による経済的損失や人的被害の暗示があります。
経済的損失は2室や金星、人的被害は8室や火星などに注目します。
また、春分図のASCやICが涙の度数である29度に該当する場合、何か重大なことが起こるといわれています。
地震の有無を判断する有力な材料は下記の通りです。
・ICが示す星座や、ICと天王星のアスペクト
・第4ハウスと第3ハウス後半に入室している天体
その国の首都における春分図で、天王星や第4ハウスとの関連が見て取れる場合は、地震が予測されます。
ASCは地の星座で、ICは地の星座でない場合は、首都以外の場所での地震の発生が考えられます。