トランジット土星のハウス

トランジット土星のハウス

トランジットの土星が西洋占星術の各ハウスで意味する事柄を解説しています。
トランジットの土星は約30年でホロスコープを一周し、平均すると約2.5年ごとにハウスを移動するため、2〜3年ごとの短期の運気やテーマを読むことに適しています。

 

また土星のサイクルは、ASC-DSCとIC-MCで区切って、大きく4つのステージの分類することができます。

  • 第1ステージ(1〜3ハウス)
  • 苦労や損が多く、先が見えない時期でしょう。
    この時期に自己研鑽することで、新しい30年のサイクルで飛躍するための盤石な土台を築くことができるでしょう。

  • 第2ステージ(4〜6ハウス)
  • 将来に対する曖昧さが消え、努力することで計画を前進させることができるでしょう。
    金銭を得るチャンスにも恵まれるでしょう。

  • 第3ステージ(7〜9ハウス)
  • これまでの努力が結果を結び、社会生活に幸運が訪れるでしょう。
    新たなチャンスにも恵まれ、活躍の場が広がるでしょう。

  • 第4ステージ(10〜12ハウス)
  • 目的は達成できましたが、徐々に運の衰えを感じる時期でしょう。
    全体的に幸運ではありますが、緩やかにペースダウンしていきます。

 

 

1ハウス(1室)のトランジット土星

突然の試練を経験するでしょう。
自分のこれまでの言動を振り返ることになるでしょう。
欠点を検証することが、精神の成熟を促し、この先につながるでしょう。

2ハウス(2室)のトランジット土星

金銭問題に悩まされ、借金を抱えやすい時期でしょう。
金銭の流れは非常に遅く停滞するでしょう。
資金管理や貯蓄方法など、金銭に関する意識改革をすることが大切です。

3ハウス(3室)のトランジット土星

悲観的になり、過去を反省するでしょう。
その反省から真理を見出し、精神が安定するでしょう。
目的に対する適切なアプローチ法をじっくり考え学ぶ時期でもあります。

4ハウス(4室)のトランジット土星

家族などの小さな組織に束縛され、義務を課せられるでしょう。
仕事を家に持ち帰ったり、在宅で働く機会が増えるでしょう。
後ろを振り返らず、ひたすら前進することが大切です。

 

5ハウス(5室)のトランジット土星

仕事の忙しさから、趣味を楽しむ時間がなくなるでしょう。
恋人と破局する人もいるでしょう。
休日は何かをして遊ぶというよりも、ゆっくり体を休めるといいでしょう。

6ハウス(6室)のトランジット土星

過労やストレスから病気になりがちな時期でしょう。
燃え尽き症候群になる人もいるでしょう。
仕事において正当な評価が得られなくても、投げ出さない姿勢が大切です。

7ハウス(7室)のトランジット土星

人間関係において我慢や苦労があるでしょう。
お互いを再評価する時期でもあります。
守れないような約束や契約は結ばないように注意しましょう。

8ハウス(8室)のトランジット土星

恋愛関係や結婚生活に対する興味やエネルギーを失うでしょう。
相続や資金調達において、トラブルの暗示があります。
過労になりがちですが、この時期は体を休めてエネルギーを蓄えるとよいでしょう。

 

9ハウス(9室)のトランジット土星

仕事に対する根本的な意識改革を要される時期でしょう。
一見退屈に思える仕事からも、新たな発見が得られるでしょう。
決断力を試される時期でもあります。

10ハウス(10室)のトランジット土星

これまでの仕事が評価され、世間から注目を浴びるでしょう。
今が仕事運のピークなので、この時期に恒久的な基礎を築くことが大切です。
これからは仕事によって得たものをどれだけ維持できるかが課題となります。

11ハウス(11室)のトランジット土星

友人付き合いや協力関係が希薄になるでしょう。
仕事に関しては何らかのコミュニティに属するでしょう。
理想主義を捨て、優先順位を変更して、地に足をつけるでしょう。

12ハウス(12室)のトランジット土星

これまで築き上げてきた仕事に大きな試練が訪れるでしょう。
問題を正面から捉え、取り組む姿勢が大切です。
正義や道徳心、奉仕精神などがなければ生き残ることはできないでしょう。