4ハウスの支配星が入るハウス

4ハウスの支配星が入るハウス

西洋占星術のホロスコープにおいて、4ハウスの支配星が各ハウスに入るときに象徴する事柄を解説しています。

 

 

 

4ハウスの支配星が1ハウス(1室)に入る

子供時代における親や家族との関わりが人格形成に大きな影響を与えるでしょう。
また親との縁が深く、援助などを受ける機会が多いでしょう。
家族に対する共感性が高い傾向にあります。
遺伝的に家族と似通った性質を持つでしょう。
心安らぐ場所を確保することが自分を保つために必要でしょう。
家族や不動産に意識が向いているでしょう。

4ハウスの支配星が2ハウス(2室)に入る

親や家族から経済的な援助を受けるでしょう。
不動産を引き継いで収入を得ることもあります。
親と関わることが多いでしょう。
自営業や在宅ワークに適性があり、家業を継いだり、家族と共同経営する人もいるでしょう。
マイホーム志向が強く、一度手に入れたマイホームは愛着を持ってメンテナンスするでしょう。
家の中ではセンス良いインテリアやガーデニングなどを楽しむでしょう。

4ハウスの支配星が3ハウス(3室)に入る

親や家族から精神的な影響を受けやすいです。
また家系やルーツに関する話に興味を持つでしょう。
自分の家庭に対する世間の噂話などを気にする傾向があります。
子供に対する教育意識が高いでしょう。
自宅で子供を対象に教室を開く人もいます。
引っ越しや家族旅行をする機会が多いでしょう。

 

4ハウスの支配星が4ハウス(4室)に入る

親との縁が非常に深く、特に母親から影響を受けやすいです。
財産や不動産など親から受け継ぐものが多いでしょう。
家を心安らげる場所にするためのこだわりが強いでしょう。
友人や親類を家に上げないこともあります。
家族を大切にする思いが強すぎて、束縛してしまうことがあるでしょう。
家族や故郷、母国などに誇りを感じ、それらを大切にすることで精神が安定するでしょう。

4ハウスの支配星が5ハウス(5室)に入る

子供を大切にし、明るく楽しい家庭作りを目指すでしょう。
自分の財産や仕事、人生観などを子供に継承するでしょう。
晩年は趣味や遊びに力を入れ毎日を楽しむでしょう。
子供と一緒に住んで晩年の生活を送る人もいます。
子供がいない人では、遊び心のある家を作るでしょう。
家や家庭を題材とした映画や小説などが好きな人も多いです。

4ハウスの支配星が6ハウス(6室)に入る

掃除が好きで、部屋を綺麗な状態に保つことで心が落ち着くでしょう。
自宅で仕事や商売をする人もいます。
また、料理に対する意識も高く、栄養のバランスが取れた食事を心掛けるでしょう。
家族の健康管理にも力を入れますが、空回りすることもあります。
また、親や家族の病気に悩まされることもあります。
晩年はよく働くか闘病するかのどちらかになる傾向があります。

 

4ハウスの支配星が7ハウス(7室)に入る

自分と似たような性質がある人を好み、かけ離れている人は苦手でしょう。
結婚相手には、庶民感覚を持つ人を選ぶでしょう。
関わる人を自分のテリトリーに引き込もうとするところがあります。
基本的に他人に対しては家族同様に温かく接するでしょう。
一方、自分の家族とはトラブルや揉め事が起きやすいです。
訴訟に発展することもあるかもしれません。

4ハウスの支配星が8ハウス(8室)に入る

表からは見えないような隠れた場所にいると心が落ち着くでしょう。
人付き合いでは、心と心がつながっているような濃密な付き合いを好む傾向があります。
結婚相手や恋人には深いレベルで心が通じ合う人を選ぶでしょう。
家族のことに関しては秘密主義で家族のプライバシーを守るでしょう。
親や先祖から財産や不動産を相続するでしょう。
晩年に霊やオカルトなどに興味を持つでしょう。

4ハウスの支配星が9ハウス(9室)に入る

生まれ故郷から遠く離れた土地に家をかまえるでしょう。
外国に移住する人もいます。
家庭や出身にコンプレックスを抱え、故郷から遠く離れることで心が解放されるでしょう。
しかし、住んでいる地ではその土地の文化や伝統などを大切にするでしょう。
また、広い家に住む人も多いです。
親に宗教心があったり、親が外国生まれであったりもするでしょう。

 

4ハウスの支配星が10ハウス(10室)に入る

社会的に成功している父親を持つことが多いです。
父親に対する尊敬の念が強いでしょう。
家族は外で稼いでくる人を助けるものという意識を持つでしょう。
親との関わりが深く、親の財産や仕事などを引き継ぐ人が多いです。
基本的に家にいることが好きでしょう。
不動産業界や自宅でできる仕事に適性があります。

4ハウスの支配星が11ハウス(11室)に入る

家族とは一定の距離を置くことで心が安定するでしょう。
親や家族に対して、友人のように接するでしょう。
友人や同じコミュニティの仲間を家族のように思うことがあるでしょう。
晩年は友人に恵まれ、趣味の集まりなどに積極的に参加するでしょう。
家族と別居することが珍しくありません。
家に離れがあったり、自宅以外に別宅がある人もいるでしょう。

4ハウスの支配星が12ハウス(12室)に入る

家や自室にいると心が落ち着き、ひきこもる性質があります。
インターネットの世界に居場所を見つけてのめり込む人もいます。
スピリチュアルなことに希望を見出し傾倒する人もいます。
家族の在り方に疑問を感じ、家族としての役割を果たさない人もいます。
親は若い頃に苦労した経験があるでしょう。
病気の家族の面倒を見ることがあるでしょう。
晩年は世間から離れた場所や病院などで過ごす傾向があります。