ハーフサムとは

ハーフサムとは

西洋占星術のホロスコープのハーフサムは、ドイツの占星学者と医師が共同で開発した占星学の新しい手法です。
2個の天体の中間点に占星学的特徴があるとし、その中間点をミッド・ポイントまたはハーフサムと呼びます。

 

ハーフサムは周囲の環境の整備状況を表します。
ハーフサムにおける天体の接触は、その軸が持っている特定な意味の環境に対して接触した天体が影響を与えます。
接触のオーブは原則として1度以内とします。

 

 

45度置きに同種の軸が存在するとする45度方式が一般的に用いられています。
すなわちホロスコープでは一周360度の中に同種の軸が8本存在することになります。

 

プログレスの太陽が約1年1度で進みますが、これは45年ごとに同様の事柄が起きるという意味ではありません。
あくまでハーフサムは環境について表しているものだからです。

 

ハーフサムは環境の整備状況を示すため、健康状態や後天的な問題の解決には大いに役立ちますが、先天的な性格などはほとんど表していません。
先天的な性格については主にネイタルのホロスコープを参考にするとよいでしょう。

 

45度方式のハーフサムは、アディー調波の第8調波に相当します。
一周360度を数字の8で割ると45度になるからです。
アディー調波の考え方では、第8調波は周囲の環境を表します。
また、一般的なホロスコープは360度のままですのでアディーの第1調波に該当します。