西洋占星術のホロスコープにおいて、日本における学業(試験、入試、受験など)は第9ハウスが取り扱う事柄になります。
西欧諸国では初等教育は第3ハウスが取り扱う事柄として分類されますが、日本における初等教育は上級学校への進学準備という意味合いが強いので第9ハウスの範疇となります。
普段はあまり勉強しないのに試験には合格するいわゆる試験に強い子供は、出生図(ネイタルチャート)の水星と天王星がコンジャンクションまたはソフトアスペクトを形成していることが多いです。
こういった水星を持つ子供は応用問題に即応する能力がありますが、教師や親の指導を嫌う傾向がありますので、なるべく伸び伸びと教育した方がよいでしょう。
出生図の水星と金星がコンジャンクションまたはソフトアスペクトを形成している子供は芸術面に大きな才能がありますが、学業はあまり得意ではないでしょう。
水星が山羊座にあったり、土星とタイトなアスペクトを形成している子供は学業において非常に努力するでしょう。
水星が太陽によってコンバストされていると(水星と太陽がコンジャンクションを形成していると)、こつこつと勉強し教師や親の評判はいいですが、応用問題は苦手な傾向があります。
反対にコンバストされていない子供は、教師や親の言いつけを守りませんが、自主的に行動して自分の道を切り開く傾向があります。
上述の試験に強い子供は、入学試験の出願時期と受験時期の両方で、トランジットまたはプログレスのマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)によってアスペクトが形成されていなければ希望の学校に入学することができるでしょう。
試験に強い子ではない場合に、出願時期に牡牛座にある天体または金星によるソフトアスペクトがあると、受験に関して金銭が重要な要素となることがあります。
また、ボイド時間は混乱やトラブルが発生しやすいので、ボイド時間に出願書類を提出することやめましょう。
試験がボイド時間に行われる場合は、問題の内容理解が難しくなりますので注意しましょう。
出題問題そのものが誤っている可能性もあります。