西洋占星術のホロスコープにおいて、火星のファイナルディスポジターのことをマーズ・ディスポジターと言います。
マーズ・ディスポジターを調べるには、ディスポジターツリー作成をご活用ください。
火星は愛情、情熱、エネルギーなどを表します。
ですので、マーズ・ディスポジターは愛し方や情熱の注ぎ方の設計図となります。
マーズ・ディスポジターを知ることで、愛する人に対するエネルギーの向け方が分かります。
マーズ・ディスポジターが太陽の人は、他人を愛することが創造力に直結するでしょう。
この人にとって、愛することはすなわち芸術でもあります。
愛情を神秘的に捉え、相手のすべてを受け入れようとするでしょう。
ですので、打算的な愛には抵抗があるでしょう。
愛する人とともに健全な生活を送ることで、人生が生き生きとするでしょう。
マーズ・ディスポジターが月の人は、愛することでその人を癒すでしょう。
愛する上で、精神的なつながりを非常に重視するでしょう。
母性で相手を包み込むのような優しい愛し方をするでしょう。
相手のわがままさえも愛情深く包み込みます。
愛する人と家庭を築くことが人生の大きな喜びとなるでしょう。
マーズ・ディスポジターが水星の人は、愛する時に相手の本質を理解しようとするでしょう。
この人にとって愛とは重要なコミュニケーションの一つでしょう。
愛した結果というよりも愛するプロセスを大切にするでしょう。
モラルに縛られることなく、自分の中に芽生える愛情に従って行動するでしょう。
出会った日数が浅くても関係ないでしょう。
マーズ・ディスポジターが金星の人は、愛することはすなわち楽しむことでしょう。
恋人ともにプライベートを楽しむことで愛情は深まるでしょう。
愛を紡ぐ言葉も美しく、また自分もそのようにアプローチされたいと感じるでしょう。
ですので、荒々しく愛されることは苦手でしょう。
愛の美しさに酔いしれる時、人生は光り輝くものとなるでしょう。
マーズ・ディスポジターが火星の人は、力強く人を愛するでしょう。
自分を優位な立場に置くことで、高揚感を得るでしょう。
男性性が強いという特徴があります。
意中の相手には大胆なアプローチをするでしょう。
また、相手を束縛する傾向もあるでしょう。
マーズ・ディスポジターが木星の人は、何ものにも捉われず自由に人を愛するでしょう。
一般的にタブーとされることも、この人にとっては関係ありません。
心の赴くままに人を愛するでしょう。
何事も挑戦してみなければ始まらないという精神で、愛に向き合うでしょう。
また、愛することの代わりにスポーツや学問など何かに打ち込むことがあるでしょう。
マーズ・ディスポジターが土星の人は、愛とは結婚そのものだと考えるでしょう。
儀式を重視するため、この人にとって結婚は極めて崇高なものでしょう。
恋愛に対して真剣で、愛は結婚前提から始まります。
いつまでもずっと愛する人に寄り添いたいと思うでしょう。
また、結婚することで社会の構成員であることを強く感じることができるでしょう。
マーズ・ディスポジターが天王星の人は、通常ではないような特別な愛し方をするでしょう。
既存の考え方にとらわれず、進歩的に愛を考えるでしょう。
男女の役割や立場が従来のものと逆転することが珍しくないでしょう。
現状の生活を大きく変えるような愛に突き進むでしょう。
子供はもうけるが入籍はしないなどといったケースもあるでしょう。
マーズ・ディスポジターが海王星の人は、思いやりにあふれた無償の愛し方をするでしょう。
高潔な精神性が愛情の源となります。
相手の気持ちを読み取ることに長けているでしょう。
恋人や配偶者と真に心が通じ合うような経験をするでしょう。
自己犠牲がいきすぎると不幸になる心配がありますので、注意しましょう。
マーズ・ディスポジターが冥王星の人は、激しく人を愛するでしょう。
愛することで自我を解放し、自身を昇華させるでしょう。
ある意味生まれ変わるといっても過言ではありません。
危険な愛にのめり込みやすい傾向があります。
また、相手を危険な目に遭わせることもあるでしょう。