西洋占星術のホロスコープにおいて、金星のファイナルディスポジターのことをヴィーナス・ディスポジターと言います。
ヴィーナス・ディスポジターを調べるには、ディスポジターツリー作成をご活用ください。
金星は恋愛や結婚を表します。
ですので、ヴィーナス・ディスポジターは恋愛スタイルや結婚生活の設計図となります。
ヴィーナス・ディスポジターを知ることで、人生において恋愛や結婚に求めるものが分かります。
ヴィーナス・ディスポジターが太陽の人は、恋愛や結婚にドラマチックさを求めるでしょう。
意識下では平凡な恋愛を望んでいても、不思議と激しい恋愛にばかり縁があるでしょう。
有名人に見染められたり、略奪愛、電撃結婚などをするでしょう。
恋愛では相手を振り回す傾向があるので、相手のことをもっと大切にするとよいでしょう。
燃え上がった華やかな恋愛を継続していくことが、幸せな結婚生活を送る鍵となるでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが月の人は、恋愛や結婚を日常的なものとして捉えるでしょう。
家族愛や母性愛が目覚めた時に、恋はスタートします。
相手を慰めてあげたい、もしくは相手に甘えたい、そういった相手が好みでしょう。
月は母性を表しますから、結婚と妊娠の関わりは深く、子供をもうけることで大きな喜びを感じるでしょう。
また、母親が体験した恋愛と同じような恋愛をする傾向もあります。
ヴィーナス・ディスポジターが水星の人は、恋愛や結婚にもう一人の自分を見出すでしょう。
すなわち、自分とよく似た相手に惹かれるでしょう。
自分の分身でもある恋人や配偶者は、魂の片割れと言っても過言ではありません。
その人とともに人生を歩むことで、安堵感や充実感を抱くでしょう。
水星は知性を表すため、勉強会や習い事などの場で運命の相手と出会う確率が高いでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが金星の人は、人生において恋愛や結婚が何よりも大事でしょう。
人を愛し結婚することで、生きる喜びを感じ、また自分の存在価値も確認できるでしょう。
純愛から不倫、略奪まで、実にさまざまな恋愛に縁があるでしょう。
それらを受け入れ自分の中で消化できた時に、愛することの喜びを真に理解できるでしょう。
愛のある結婚をすると幸せな結婚生活が待っていますが、愛のない妥協した結婚をすると人生が台無しになるでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが火星の人にとって、恋愛や結婚は闘いの中で勝ち得るものでしょう。
ライバルと争ったり、略奪することが多い傾向にあります。
愛を勝ち得ることが恋愛のピークで、手に入れた後に継続させる意欲は低いでしょう。
何度か闘志に燃えるような恋愛を経験し、最高の相手と巡り合えた時に結婚するでしょう。
いわば結婚は戦利品で、受け身ではなく積極的に行動することが、幸せな結婚生活を手に入れる鍵となるでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが木星の人は、人生を発展させるために恋愛や結婚をするでしょう。
自分が成長するためには欠かせないと考えるでしょう。
交際相手から学ぶ意欲が高く、恋愛や結婚を通して人格が完成されるでしょう。
自由を重視するため、束縛する人とは相性が悪く、そういった人は避けるとよいでしょう。
法的な結婚でなくても、幸福度はさほど変わらないでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが土星の人は、恋愛や結婚は究極的には孤独であることを知っているでしょう。
どれほど愛し合っていても死ぬときは一人だということを悟るでしょう。
その上で限られた時間を有意義に過ごすために、精神性がマッチした相手を探すでしょう。
精神性が合う相手であれば、歳の差や不倫などどんな障害があっても乗り越えることができるでしょう。
依存せず精神的に自立していることが幸せな結婚生活を送る鍵となるでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが天王星の人は、恋愛や結婚を人生における大きな変化や飛躍だと考えるでしょう。
人生に行き詰まった時、手を差し伸べてくれた人に惹かれるでしょう。
恋愛または結婚をすることで、人生の悩みが解決し、生活は大きく変わるでしょう。
すなわち、不幸のどん底にいるときこそ、運命の相手に出会いやすいでしょう。
ですので、平凡な恋愛や結婚では、うまくいかないことが多いでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが海王星の人は、恋愛や結婚において自己犠牲することに生きがいを見出すでしょう。
根底に自分を投げ出して相手と一体になりたいという欲求を持つでしょう。
恋人や配偶者に自分のすべてを捧げ、相手の存在の一部となれた時に、大きな喜びを感じるでしょう。
ですので、困っている人や援助を求めている人と結ばれると、やりがいがあって充実した生活を送ることができるでしょう。
反対に、何も困っていない完璧な人と結ばれると、不完全燃焼な日々を送ることになるでしょう。
ヴィーナス・ディスポジターが冥王星の人にとって、恋愛や結婚は命を懸けたものになるでしょう。
極限状態の中で愛の喜びを知ることができるでしょう。
相手も自分以上の情熱家であることを望みます。
命を懸けた大恋愛をすることで、生きる力を得て人生が充実するでしょう。
反対に、穏やかな恋愛は退屈な日々をもたらすでしょう。