土星と土星のアスペクト

土星と土星のアスペクト

土星と土星のアスペクトについて解説します。
トランジットや相性鑑定などで着目されます。

 

 

 

トランジット

トランジット土星とネイタル土星がコンジャンクション(合)

サターンリターンとも呼ばれ、このアスペクトは約29.5年ごとに訪れます。
人生の大きな転機を示し、一生の間に2〜3回経験する人が多いでしょう。
人生で1度目のサターンリターンは28〜30歳で起こり、成熟した社会人として自身の社会的責任や社会への取り組み方を顧みる時期でしょう。
この時期に転職や独立、結婚、離婚、親との離死別を経験する人が多いでしょう。
人生で2度目のサターンリターンは56〜60歳で起こり、これまでの社会生活を自己評価し、老後の生活設計にフィードバックする時期でしょう。
いずれのサターンリターンでも正しい評価と選択をすることがその後の人生の幸運の鍵となります。

 

トランジット土星とネイタル土星がソフトアスペクト

コンジャンクション(合)の約10年前、約10年後に訪れるアスペクトです。
夢や目標を見つけてそれに向かって努力するでしょう。
長期的な計画を立てるにも適した時期で、習い事や自己研鑽などでスキル修得に励むでしょう。

 

 

トランジット土星とネイタル土星がオポジション

コンジャンクション(合)を作ってから13〜15年後に訪れるアスペクトです。
人生で1度目のタイミングは思春期である13〜15歳で起こり、自己の確立を模索するでしょう。
いわゆる反抗期ですが、人格形成上非常に大切な時期であり、周囲の大人のサポートも重要になるでしょう。
人生で2度目のタイミングは働き盛りである42〜45歳で起こり、人生における方向転換のラストチャンスでもあります。
この時期の決定が生涯の幸福度に大きな影響を与えるでしょう。

 

トランジット土星とネイタル土星がアッパースクエア(T土星がN土星より90度後ろ)

オポジションの7〜8年後に訪れるアスペクトで、成功に向けて進路を軌道修正する時期になります。
人生で1度目のタイミングは21〜23歳で起こり、この時期に新卒で就職する人も多いでしょう。
自分で決定する職業選択がまさに人生の大きな分岐点となるでしょう。
人生で2度目のタイミングは50〜52歳で起こり、社会生活上で不要なものを整理し、後継者の育成に力を入れるでしょう。
社会生活を軌道修正するラストチャンスとも言えるでしょう。

 

トランジット土星とネイタル土星がロアースクエア(T土星がN土星より90度先)

コンジャンクション(合)の7〜8年後に訪れるアスペクトで、穏やかな時期から激動の時期へと切り替わるでしょう。
人生で1度目のタイミングは7〜8歳で起こり、小学校で初めて集団生活を経験する時期でしょう。
学校という集団生活で子供ながらに社会性が芽生えるでしょう。
人生で2度目のタイミングは35〜37歳で起こり、職場や社会生活における責任が重くなる時期でしょう。
後退が許されない多忙な時期となるでしょう。

 

相性鑑定

このアスペクトはお互いの社会的な姿勢や価値観の一致度を示します。

 

コンジャンクション(合)

二人の社会的な姿勢や価値観は似通っているでしょう。
仕事など社会生活における相性は非常に良いでしょう。
共通の目的に向かって、力を合わせて大きなことを成し遂げることができるでしょう。
しかし、思考パターンも似ているため、問題が発生した場合などは多方面からのアプローチは期待できないでしょう。

 

ソフトアスペクト

二人の社会的な姿勢や価値観は近いでしょう。
仕事の仕方なども似ているので、相手の言動に対する共感性が高く、一緒にいてストレスがないでしょう。
二人で共通の仕事に取り組めば、頑張れば頑張った分成果を出すことができるでしょう。
しかし、問題解決のアプローチも似ているため、初動で対処できない場合は時間がかかるでしょう。

 

ハードアスペクト

二人の社会的な姿勢や価値観は異なるでしょう。
協力して仕事をしようとすると、仕事のやり方について対立しやすいでしょう。
お互い相手に対する理解や共感力があまりなく、一緒にいると疲弊してミスが生じやすいでしょう。
決して良い相性とは言えませんが、問題が起きた時はいくつもの切り口でアプローチできるのでトラブル対処には強いでしょう。

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