西洋占星術が示す金運

西洋占星術が示す金運

西洋占星術のホロスコープにおいて金運を表す天体は金星です。
またハウスでは、すぐに買い物ができる現金やクレジットカードなどの金銭は第2ハウス、ただちに使用できない定期預金や債権、株式などは第8ハウスが扱う事柄とされています。

 

出生図(ネイタルチャート)で、第2ハウスにベネフィック(太陽・月・水星・金星・木星)が入居していれば、生まれながらに金運に恵まれた人です。
しかし、それらの天体に対してマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)がハードアスペクトを形成しているとその分金運に傷がつきます。

 

特に第2ハウスに金星が入っていると、金星がどの星座にあっても、また金星がハードアスペクトを形成していても、一生当座の金銭には困らないとされています。
しかし、貯蓄ができるかどうかは金星のアスペクトに左右されます。

 

金星は一般的に蠍座にあるとデトリメント(損傷)となり、金星のパワーが弱くなるとされていますが、金銭に関してはこの限りではありません。
蠍座は第8ハウスと対応していて、間接的に金銭と関係しているからです。

 

第2ハウスや第5ハウスの天体に傷があると、賭け事や投機的な資金運用の資質は無いでしょう。
また第2ハウスにある天体とマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)がハードアスペクトまたはコンジャンクションを形成していると、投資は成功しません。
第2ハウスや第5ハウスの天体がトラインを形成していたり、第2ハウスと第5ハウスのカスプの支配星に傷がなければ、投資に向いていると言えるでしょう。

 

第5ハウスに天体が3個以上入居していると投機に興味を持ちやすくなります。
また獅子座に天体が3個以上入居している場合も同様の傾向があります。

 

出生図で金運に恵まれていない人が、後天的に金運に恵まれるようにするには、第2ハウスに入っている天体を利用するのが最も効果的です。
10惑星はもちろん、小惑星やヘッド、キロンなども利用することができます。

 

第2ハウスに天体やドラゴンヘッドが入っていない場合、第2ハウスのカスプの支配星を第2ハウスの天体と同等に考えることができます。
しかし、その天体が第12ハウスに入居している場合は、得られた金銭は自由に使えるものではない可能性があります。

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